病院には大きく分けて、【外来】と【病棟】があります。外来は診察を求めて、早朝から受付に並ぶ方たちを言います。一方で病棟とは入院している患者さんがいらっしゃるところです。 メディカルクラークの仕事についてご存じない方は非常に多いと思います。メディカルクラークの仕事は医療行為以外のほとんどの仕事と言っても過言ではないと思います。例えば、外来の患者さんたちはご存知の通り早朝からわざわざお越しになります。多くの病院では8時ごろから受付を開始し、9時過ぎには当日受付は終わってしまうのではないでしょうか。診療報酬の改定があったとは言え、まだまだ多くの方が不安の解消のために病院に足を運びます。4時間待って5分くらいしか診察の時間がないというくらいの状況の場合もあります。 メディカルクラークのひとつ大きな役割は、できる限り病院内の業務をスムーズに回して、一人でも多くの患者様に、満足のいく医療が施せるようにすることと言えるでしょう。ちょっとした雑談の中から、患者さんの病状や心理状況を把握し、医者や看護師に参考になる意見を提供したり、整形外科と外科の医者同士が共同でオペを施す際に、必要な情報の共有を助ける役割をしたりと、仕事内容に枠をはめる事は難しい内容です。メディカルクラークのやる気や能力ひとつでありとあらゆること(医療行為は除く)がメディカルクラークの仕事内容と言えるでしょう。 クラークとは元々は外来語で、英語で事務員のことを指します。病院内では、各科で事務を担当する事務職のことを本来は意味します。メディカルクラークは、医師や看護師をサポートし、患者の対応、介助、検査の詳細な説明、書類や薬・器具の整理など様々な業務が守備範囲となります。また、医療の実践の現場に近いセクションで業務に携わるため、人とのつながりを理解し全体を把握する能力が重要になります。
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まず第一に患者の気持ち、医者の気持ち、双方をしっかりと把握できる力が必要です。患者に安心感を与えつつも、時として正しい事実を告知しなければならないときがあります。多忙な医者が事務的に伝えてしまい、患者が落ち込む場合もあるでしょう。そんな時に患者を励まし、病気と戦うように勇気づけるのもメディカルクラークの大事な仕事となります。最近はインフォームドコンセントと言って、手術の前などには、病状や手術の及ぼすプラス・マイナスの可能性を患者に告知し、同意をもらわなくてはいけません。こうしたステップは多くの患者にとっては苦痛であることを忘れてはいけませんが、告知する医者にとっても苦渋の決断の場合が多いのです。そうした双方の気持ちをしっかりと汲んであげらる力が何よりも求められるでしょう。もちろん、医療に関する知識、レセプト等に関する知識も必要ですが、これらは学習することによって身に着けることが可能です。
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