人材難が続く医療現場

 ご存知の通り、日本は世界にも例を見ない速度で少子高齢化が進展しています。その進展に伴い国家財政に占める医療費支出の割合が尋常ではなくなりつつあります。医療費を削減しようと小泉内閣時に可決し、2008年4月から施行された後期高齢者医療制度もねじれ国会になった野党の激しい反発に合い、頓挫しつつあります。
 他方、それだけの国家予算を割きながらも、医療現場は一部を除き、疲弊しつつあります。救急看護難民などという言葉がマスコミに登場するように、今や患者が医療を受けられない状況が発生しつつあります。また個々の病院においても、経営は厳しく、患者に対してハートフルなコミュニケーションを保ちながらも、一方で業務の効率化を図らないと生き残れない時代が到来しつつあります。そんな時代背景下、医療現場から非常に重宝されているのが【メディカルクラーク】という仕事です。

メディカルクラークとは

 病院や歯科医などの医療の現場で、幅広い事務を行なう仕事を指します。、管轄団体のひとつである「財団法人日本医療教育財団】によれば、「医療事務職の職業能力向上」そして「社会的経済的地位の向上」を目的とするとあります。そんな仕事内容はというと、非常に複雑で難解な計算式が登場する健康保険点数の計算、医療保険を支払う機関に対して診療報酬明細書(レセプト)作成&送付したりします。
   しかしそれ以外にも患者への対応、患者名簿の管理、カルテの適切な管理、会計業務など病院の窓口としての役割もあります。また医師、看護師、保育士・薬剤師を含めて、他の様々な技師(理学療法士等)と小まめに情報交換を行い、患者に対して最適な医療を施す環境づくりをするなど、様々な活躍が期待されている資格です。
 あるメディカルクラークさんは急に休まれた保育士のピンチヒッターとして、勤務医や看護師のお子様を預かった例もあります。病院でもIT化が進み、業務の効率化がずいぶんと進展してきましたが、大事なところはやはり「核となる秀逸な人材」が必要不可欠です。素早く仕事を片付け、他方患者さんには愛され、医者や看護婦に頼りにされるような人材が医療現場では不可欠となりつつあります。

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メディカルクラークの受験資格について

2級

■教育機関等が行う教育訓練のうち、審査委員会が審査規程により認める「2級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者 。
■ 医療機関等において医療事務職として6ヵ月以上の実務経験を有する者。

1級

■2級の技能審査に合格した者であって、医療機関等において医療事務職として実務経験を1年6ヵ月以上有する者。
■教育機関等が行う教育訓練のうち、審査委員会が審査規程により定める「1級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者。
■医療機関等において医療事務職として3年以上の実務経験を有する者

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